こんにちは、獣医師の”まるんな”です。
医薬品には人用に開発された人用医薬品と動物用の動物用医薬品があります。
人用医薬品は厚生労働省が承認し、動物用医薬品は農林水産省が承認します。通常、動物病院では動物用医薬品を使用することが多いですが、獣医師の判断のもと、人用医薬品を動物に処方することも認められています。
漢方薬は、一部の大動物用のものを除き、基本的に人用医薬品になりますので、人用医薬品を犬猫に飲ませていることになります。元々漢方薬自体が新たに開発された医薬品と異なり、長い歴史で安全に使われていたものですが、後年になりマウスやラットを使った動物実験でも作用や安全性が確認されています。もちろん動物種によって薬の作用の仕方が異なりますが、多くの漢方薬は犬猫でも過剰な量を投与しなければ、問題なく使用できることが分かってきています。
漢方薬の良いところは、比較的長く飲むことで体質を改善することができる方材が多くあることだと思います。身体側の体調バランスを整えることで、不調を徐々に除いていく感じです。他の治療薬を飲んでいる場合でも使用できることも多くあります。
ただし、漢方薬に副作用がないということではないので、体の証(症状や体質)にあった漢方薬を適正な量処方することが必要になります。

適正な漢方薬を短期間投薬することで大きな問題が出ることはほとんどありませんが、既に服用している西洋薬と併用する場合や長期間飲む場合は定期的な血液検査をすることも必要になります。
選択肢を増やすという意味でも今後漢方薬の果たす役割はより大きくなりそうです。
では、また。


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